Googleクチコミ集約ツールは、あちこちに散らばったGoogleクチコミを一か所に集め、ウェブサイト、レポート、返信業務など、口コミ管理に必要な場面で活用できるようにするツールです。
これにより、プロフィールを1つずつ開いてGoogleクチコミに返信するといった手作業から解放されます。
「レビューアグリゲーター」という言葉を耳にしたことがあり、それがGoogleクチコミに限ってどういう意味を持つのか(さまざまなプラットフォームを扱う汎用ツールではなく)を知りたい方に向けて、本記事でわかりやすく解説します。
集約ツールとは何か、どのような仕組みで動くのか、何を解決し、何を解決できないのか、そしてどう設定するのかを順に見ていきます。あわせて、AIクチコミ返信エージェントが、Google上の評判管理における次のステップをどのように担えるのかも紹介します。
注:全体像を知りたい方は、Googleの評判管理(レピュテーション管理)のガイドもあわせてご覧ください。
Googleクチコミ集約ツールとは?
Googleクチコミ集約ツール(レビューアグリゲーター) とは、Googleクチコミを取得元から一か所に集め、表示、レポート作成、返信管理に活用できるようにするツールです。
各拠点のGoogleビジネスプロフィールを1つずつ手作業で確認する、手間のかかる作業を置き換えます。
本質だけを取り出せば、考え方はシンプルです。Googleビジネスプロフィールにすでに投稿されているクチコミに、別の方法でアクセスし、活用できるようにするものです。根本的に異なる種類のクチコミを生み出すわけではありません。
実際に「一か所に集める」とは、次のようなことを指します。
- 本物のクチコミを自社のウェブサイトに自動で表示する
- チームが行動に移せるレポートにまとめる
- 毎日確認している場所にクチコミを表示する
Google特化型と複数プラットフォーム対応型の集約ツール
「レビューアグリゲーター」という言葉は、Google、食べログ、ホットペッパー、Facebookなど、複数のプラットフォームからまとめてクチコミを取得するツールを指すこともあります。こうしたカテゴリーも実在しますが、本記事で扱う範囲より広いものです。
ヒント:多くの地域ビジネスにとって、クチコミの大半が集まり、お客様が来店前に確認するのはGoogleです。すべての取得元を同じ重みで扱う汎用的な複数プラットフォーム対応ツールよりも、Googleのクチコミデータに特化して作られたツールのほうが役立つ場合があります。
Googleクチコミ集約ツールの仕組み
Localith(をはじめとする多くのGoogleクチコミ集約ツール)は、Googleビジネスプロフィールに接続してクチコミデータを継続的に同期し、統合ダッシュボードや実用的なレポートなど、活用しやすい場所に表示します。
技術的な接続ポイント
Localithを含む多くの集約ツールは、Googleレビュー APIを通じて接続します。ページのスクレイピングは仕様変更で動かなくなることがあり、Googleの規約にも反するため、APIがクチコミデータを確実に取得する方法です。
一度接続すれば、新しいクチコミは自動で取り込まれます。一般的な流れは次のとおりです。
- お客様がクチコミを投稿する。
- 集約ツールが次回の同期でそのクチコミを取得する。
- クチコミがクチコミ一覧に追加される。
- ユーザーがクチコミを読む、返信する、または分析する。
どのようなデータが取得されるのか?
星評価と本文に加えて、多くの集約ツールは次の情報を取得します。
- 投稿者名と投稿日
- クチコミに添付された写真
- ビジネスオーナーからの返信
- 星評価、キーワード、新しさで絞り込めるデータ
ヒント:お客様の声を掲載するセクションを、まったく管理しないままにはせず、全体の傾向を正しく伝える内容にしたい場合は、絞り込み機能が重要です。すべてのクチコミを無条件に表示することが、常に最適とは限りません。
Googleクチコミ集約ツールで解決できること
Googleビジネスプロフィールが集客の要となるビジネスでは、次のような場面で実用的な価値が生まれます。
- 社会的証明。 Googleクチコミを一か所で確認できることは最もわかりやすいメリットであり、訪問者が来店や問い合わせにつながるかどうかに最も直接的に影響します。
- 時間の節約。 拠点ごとに手作業で確認する必要がなくなります。管理するプロフィールが2つ以上になると、この差は非常に大きくなります。1拠点なら毎日5分で済む習慣も、10拠点になれば手に負えないチェックリストに変わります。
- 評判の見える化。 新しいクチコミが届いた時点で把握できるため、低評価のクチコミに3週間後に気づくのではなく、素早く返信できます。こうしたクチコミをクチコミレポートに取り込めば、個々のフィードバックが、行動につなげられる傾向に変わります。
- 価値あるビジネスインサイト。 数十件、数百件のクチコミを集約したデータからは、1件ずつ読むだけでは見えないパターンが浮かび上がります。繰り返し寄せられる不満、際立って評価された接客、評価が上向いている拠点や下がっている拠点などです。
- お客様とのエンゲージメント向上。 本物の新しいクチコミは、より多くの反応を呼び込みます。訪問者はより多くを読み、より信頼し、ほかのお客様のクチコミにきちんと返信がついているのを見ると、自分もクチコミを投稿しようと考えやすくなります。
解決する根本的な課題:クチコミはすでに存在しているのに、誰かが意識して確認しない限り、事実上見えないままになっているという点です。
Googleクチコミ集約ツールで解決できないこと
集約はクチコミを見えるようにするものであり、クチコミの質や件数を改善するものではありません。クチコミが少なかったり、実際にサービスの質に問題があったりする場合、集約ツールはその現実をより早く浮き彫りにするだけで、状況を良くするわけではありません。
ヒント:それはクチコミを集める段階の課題であり、集約の課題ではありません。集約ツールに解決を期待する前に、自社が抱えているのがどちらの課題なのかを見極めましょう。
また、GoogleのAPIや表示に関する規約、リクエスト数の上限も適用されます。数分から数時間程度の同期の遅れは通常の範囲内であり、ツールの不具合を示すものではありません。
集約そのものがもたらすのは可視性であり、返信の戦略ではありません。基本的な集約ツールはクチコミを早く表示してくれますが、返信まではしてくれません。
これは集約というカテゴリー全体に当てはまることですが、その上に作られたすべてのツールに当てはまるわけではありません。LocalithのAI返信エージェントは、届いたクチコミへの返信を下書きする(設定によっては送信まで行う)ことでこのギャップを埋め、返信作業をすべて人に任せきりにしません。
ヒント:集約と返信は別の仕事です。集約しかできないツールでは、返信は引き続き自分で行う必要があります。Localithは両方を兼ね備えており、前述のメリットに「お客様とのエンゲージメント向上」が含まれているのもそのためです。
どちらの仕事も完全に受け身で済ませようとすると、得られる価値は最も小さくなります。集約にも、クチコミをどこに表示するかを決める人が必要ですし、AIが下書きした返信も、公開前に人が軽く確認することで質が高まります。
LocalithでGoogleクチコミを集約・管理する設定方法
Localithは、Googleレビュー APIを通じて取得したGoogleビジネスプロフィールの公式データを扱うことに特化して作られています。正しく設定する手順は次のとおりです。
1. Googleビジネスプロフィールを接続する
リスティングからGoogleアカウントを選び、ビジネスプロフィールを管理しているGoogleアカウントを接続します。そのアカウントに紐づくすべてのリスティングがLocalithに読み込まれます。
2. すべてのクチコミを確認する
レビューを開き、すべてのレビューを選択します。全拠点のクチコミがここに集約され、新しさ、リスティング、日付などで絞り込めます。
3. AIクチコミ返信エージェントを設定する
同じレビューセクションでAIエージェントを選び、新しい返信エージェントを作成します。作成したエージェントはオートメーションでカスタマイズして利用できます。
4. フィードバックからインサイトを得る
レポートでインサイトを作成します。レビュー指標またはレビューのエクスポートを選ぶと、直近のフィードバックの概要を、見やすいPDFレポートまたは生データのCSVとしてダウンロードできます。
まずはほかの選択肢と比較したい場合は、Googleビジネスプロフィール管理ツールのまとめで全体像を確認できます。集約したデータを日々確認する場所は、Googleビジネスプロフィールのダッシュボードです。
ワンポイント:ここで紹介した設定は、Googleクチコミの集約と管理に特化したものです。Google以外のプラットフォームのクチコミも必要な場合は、どのツール(Localithを含む)であっても、対応状況を事前に確認してください。
Googleクチコミの手作業チェックから卒業しよう
Googleクチコミ集約ツールが得意とするのは、1つの仕事です。Googleビジネスプロフィールにすでにあるクチコミを、実際に目にして活用できる場所へ届けることです。
クチコミの質の問題を解決するものではなく、届いたフィードバックへの返信の代わりになるものでもありません。
それでも、クチコミは確かに存在するのに、誰かが確認を思い出さない限り見えないままになっている、というよくある課題に対しては、本当に役立つ解決策です。
Localithの料金プランで、Googleクチコミの集約、返信、レポート作成をどのように行えるかをご確認ください。あわせて、Googleクチコミの依頼方法のガイドを参考に、クチコミの件数を着実に増やしていきましょう。