Googleの口コミをAPIで取得したい。そう考える担当者の多くが本当に求めているのは、APIそのものではなく、**店舗ごとに絞り込んだり、グラフにしたり、社内やクライアントに共有したりできる「表形式の口コミデータ」**です。
こうしたニーズは、MEO対策やWeb集客を支援する代理店、フランチャイズ本部、多店舗展開する企業でよく見られます。Excelやスプレッドシートでの週次集計、TableauやLooker Studioのダッシュボード、Pythonでの自動取得など、形はさまざまですが、共通する課題は「店舗ごとにGoogleビジネスプロフィールを開いて確認する作業から抜け出したい」という点です。
この記事では、Googleの口コミを取得できるAPI(Business Profile APIとPlaces API)の違いと、自社店舗の口コミを取得・エクスポートする3つの方法、取得したデータをExcelやBIツールで分析するためのデータ設計までを解説します。自社で開発する方法に加えて、GoogleビジネスプロフィールのAPIと連携した管理ツール「Localith」を使い、開発せずに口コミを取得する方法も紹介します。
この記事の要点
- 「Google口コミAPI」「Google Reviews API」という単体の製品はありません。 自社店舗の口コミはGoogle Business Profile API、公開スポットの口コミはPlaces APIで取得します。
- Places APIで取得できる口コミは1スポットあたり最大5件です。 自社店舗の口コミを全件分析する用途には向きません。
- Business Profile APIは全件取得できますが、 利用申請の承認、OAuth認証、ページネーション処理など開発・保守の負担があります。
- 開発せずに多店舗の口コミを取得したい場合は、 GoogleビジネスプロフィールAPIと連携した管理ツール「Localith」が近道です。CSV・PDFレポートの出力に加え、API・n8n・MCP連携(Claude/ChatGPT)にも対応しています。
- 無料で一度だけ口コミを保存したいなら、 Googleデータエクスポート(Google Takeout)が使えます。ただしJSON形式のため、表にするには変換が必要です。
- 口コミをホームページに表示したいだけなら、 APIよりも埋め込みツールのほうが手軽です。
Googleの口コミを取得できるAPIとは?
Googleの口コミを取得できるAPIとは、Googleマップやビジネスプロフィールに投稿された口コミを、プログラムから取得・管理するためのAPIのことです。「Google口コミAPI」「Google Reviews API」と呼ばれることもありますが、Googleがそうした名前の単体製品を提供しているわけではありません。
実際には、目的に応じて次の2つのAPIを使い分けます。
- Google Business Profile API:自社で管理しているビジネスプロフィールの口コミを取得し、返信を管理するための公式API
- Places API(Google Maps Platform):Googleマップ上で公開されているスポット情報を取得するAPI。口コミも一部取得可能
これらのAPIを自社で直接使う以外に、Business Profile APIと連携した外部ツールを使う方法もあります。Localithは、GoogleビジネスプロフィールのAPIと連携し、多店舗の口コミや店舗情報をまとめて管理できるツールです。
Googleの口コミデータに関するドキュメントでは、Business Profile APIで口コミの一覧取得、単一の口コミの取得、複数店舗の口コミの一括取得、返信の投稿・削除ができると説明されています。APIの利用申請やOAuthの設定がまだの場合は、Google Business Profile APIアクセスガイドで申請の流れから確認しましょう。
なお、Googleの管理画面では「クチコミ」と表記されていますが、この記事では一般的な表記である「口コミ」で統一しています。
目的別:あなたに合う口コミ取得方法はどれ?
口コミを取得したい理由によって、選ぶべき方法は大きく変わります。まずは目的を整理しましょう。
| やりたいこと | おすすめの方法 |
|---|---|
| 自社の複数店舗の口コミを集計・レポートしたい | Localithのレポート(CSV/PDF) |
| 自社システムやデータ基盤に口コミを取り込みたい | Business Profile API、またはLocalith API |
| 口コミの取得・通知を自動化したい | Localith + n8n |
| 日々の口コミ返信業務を効率化したい | Localith |
| 生成AIで口コミの傾向を分析したい | LocalithのMCP連携(Claude/ChatGPT) |
| 費用をかけずに口コミを一度バックアップしたい | Googleデータエクスポート(Google Takeout) |
| 競合店や他社スポットの口コミを確認したい | Places API(最大5件) |
| 自社サイトに口コミを表示したい | 口コミ埋め込みツール(EmbedSocialなど) |
自社サイトへの表示が目的の場合、APIで口コミを取得して自作するのは手間もコストもかかります。姉妹サービスのEmbedSocialを使った方法は、ウェブサイトにGoogleクチコミを埋め込む方法で詳しく紹介しています。
Business Profile API・Places API・Localithの比較
Googleの2つのAPIと、Business Profile APIと連携したLocalithを、取得できる口コミの範囲と運用の手間で比較すると次のようになります。
| 方法 | 向いている用途 | 取得できる口コミ | 開発・運用の手間 | 主な制約 |
|---|---|---|---|---|
| Localith | 多店舗の口コミ取得・レポート・AI分析 | 接続した全店舗の口コミ(本文・評価・返信)とPDF/CSVレポート | 開発不要(画面操作・API・n8n・MCPに対応) | 店舗をLocalithに接続する必要がある |
| Google Business Profile API | 自社システムへの組み込み | 管理権限を持つ店舗の口コミ全件と返信 | 大きい(利用申請・OAuth・保守が必要) | API利用の承認、店舗のオーナー確認が必要 |
| Places API | 競合店・他社スポットの公開情報の確認 | 1スポットあたり最大5件 | 中程度(APIキーの管理・従量課金) | 全件は取得できず、place ID以外の保存は原則不可 |
Places APIで口コミを取得する際の制限と注意点
「Google 口コミ API」で調べると、Places APIを使った取得方法が多く見つかります。手軽に試せる一方で、自社店舗の口コミ分析に使うには次のような制限があります。
取得できる口コミは最大5件
Places APIのスポット詳細で返される口コミは、1スポットあたり最大5件です。数百件の口コミがある店舗でも全件は取得できないため、評価の推移や返信状況の分析には使えません。
口コミは上位の料金区分に含まれる
Places APIは従量課金制で、口コミを含むデータは「Place Details Enterprise + Atmosphere」という上位の料金区分に含まれます。必要なフィールドだけを指定(FieldMask)しないと、想定以上の費用がかかることがあります。最新の料金はGoogle Maps Platformの料金ページで確認してください。
取得したデータは原則として保存できない
Places APIのポリシーでは、place IDを除き、Places APIのコンテンツを事前取得・保存(キャッシュ)してはならないと定められています。また、口コミを表示する際は投稿者のクレジット表示と、Googleマップ上の元の口コミへのリンクが必要です。口コミを蓄積して分析する用途には向いていません。
自社で管理している店舗の口コミを全件取得・蓄積したい場合は、次に紹介する3つの方法から選びましょう。開発せずにすぐ始めたいならLocalith(方法1)、自社システムに組み込みたいならBusiness Profile API(方法2)、費用をかけずに一度だけ保存したいならGoogleデータエクスポート(方法3)が向いています。
方法1:Localithで多店舗の口コミを一括エクスポートする
「API連携をもう1つ自社で保守できるか」ではなく、「毎週、全店舗の口コミデータを整った形で手に入れられるか」が本当の課題であれば、Localithが最も現実的な選択肢です。LocalithのGoogleビジネスプロフィール APIツールは、口コミ、店舗情報、レポート、自動化のワークフローをまとめて管理し、Googleとの連携の保守をLocalith側で担います。
操作の流れはシンプルです。
- Localithのアカウントを作成するか、ログインします。
- 管理しているGoogleビジネスプロフィールのアカウントと店舗を接続します。
- 左メニューから「レポート」を開きます。
- レポートの種類を選びます(口コミ1件ごとの生データを出力するレポート、または評価分布・返信数などを集計したレポート)。
- 形式(PDFまたはCSV)、期間、対象の店舗を選びます。
- 「レポートをダウンロード」をクリックします。
- CSVをExcel、スプレッドシート、データウェアハウス、BIツールに読み込みます。
口コミ単位のレポートには、投稿者名、星評価、本文、口コミへのリンク、返信が含まれます。集計レポートでは、星評価ごとの件数、ポジティブ・ニュートラル・ネガティブの口コミ数、口コミ総数、返信数、平均評価、最新の口コミ日を確認できます。PDFはグラフ付きでそのままクライアントに提出でき、CSVは自由に加工できます。詳しくはレポートのエクスポート方法をご覧ください。
代理店や多店舗チームは、OAuthやページネーションのコードを保守することなく、毎月同じ形式で出力できる口コミレポートの仕組みを手に入れられます。

ClaudeやChatGPTから口コミデータを直接分析する(MCP連携)
LocalithはMCP(Model Context Protocol)に対応しており、ClaudeやChatGPTから接続済み店舗の口コミデータに直接アクセスできます。CSVを書き出して集計しなくても、普段の言葉で依頼するだけで分析が進みます。
たとえば、次のような依頼ができます。
- 「評価が低い店舗、直近の★1〜2の口コミ、未返信の口コミ、繰り返し出てくる不満がある店舗を洗い出して」
- 「今月、全店舗で多かったネガティブな口コミのテーマを、オペレーション・スタッフ対応・待ち時間・商品やサービスの品質・店舗固有の問題に分けてまとめて」
MCP連携は口コミの読み取りと分析のための機能で、口コミへの返信はできません。返信の効率化には、LocalithのAI口コミ返信エージェントを組み合わせます。導入方法はClaudeとの連携設定とChatGPTとの連携設定、活用例はClaudeのMCPで複数店舗のGoogleビジネスプロフィールを管理する方法で紹介しています。
定期的な取得はLocalith APIとn8nで自動化する
口コミを定期的に取り込みたい場合は、LocalithでAPIキーを発行し、n8nと連携できます。Localithのn8nノードは、口コミの取得、店舗情報の操作、パフォーマンス指標の取得に対応しており、Googleスプレッドシート、Airtable、Slack、メールなどのツールにつなげられます。設定手順はn8nとの連携設定をご覧ください。

口コミの定期取り込み、低評価の通知、承認ワークフローなどを作りたいけれど、連携するツールごとにGoogleの認証を設定するのは避けたい。そんな場合に適した方法です。
Google APIの承認待ち行列をスキップ。 Localithは代理店向けにマネージドなGBPレイヤーを提供し、Cloudプロジェクト、OAuth、クォータ管理を行うことなく、すべてのクライアントのリスティング、レビュー、指標、投稿を扱えます。
無料トライアルを開始方法2:Google Business Profile APIで口コミを自社開発で取得する
エンジニアのリソースがあり、店舗が適切なアカウント構成で管理されていて、データの取り込みと保存を自社のアプリケーションで完全に管理したい場合は、APIを直接使う方法を選びましょう。
口コミ一覧を取得するエンドポイントは次のとおりです。
GET https://mybusiness.googleapis.com/v4/{parent=accounts/*/locations/*}/reviews
対象の店舗はオーナー確認済みである必要があります。このメソッドは1ページあたり最大50件の口コミを返し、並べ替えに対応しています。続きのページがある場合はnextPageTokenが返されます。認証にはhttps://www.googleapis.com/auth/business.manageなどのOAuthスコープが必要です。
複数店舗の口コミをまとめて取得するメソッドも用意されています。
POST https://mybusiness.googleapis.com/v4/accounts/{accountId}/locations:batchGetReviews
複数店舗のGoogle口コミを管理する場合は、ダッシュボードを設計する前に、アカウントの所有権、店舗へのアクセス権、店舗IDの管理方法を整理しておきましょう。
Pythonでの実装の流れ
本番環境での実装は、一般的に次の手順で進めます。
- Business Profile APIの利用が承認されたGoogle Cloudプロジェクトを作成または選択します。
business.manageスコープでOAuthを設定します。- ログインしたユーザーがアクセスできるアカウントを一覧取得します。
- 対象アカウントの店舗を一覧取得します。
- 店舗ごとに口コミを取得します。
nextPageTokenがなくなるまで、すべてのページを取得します。- 口コミ1件を1行の形式に整えます。
- CSV、BigQuery、データウェアハウス、BIツール用のテーブルに保存します。
ページネーション処理の中心部分は次のようになります。
import requests
def fetch_reviews(access_token, location_name):
url = f"https://mybusiness.googleapis.com/v4/{location_name}/reviews"
params = {"pageSize": 50, "orderBy": "updateTime desc"}
headers = {"Authorization": f"Bearer {access_token}"}
reviews = []
while True:
response = requests.get(
url,
headers=headers,
params=params,
timeout=30,
)
response.raise_for_status()
payload = response.json()
reviews.extend(payload.get("reviews", []))
page_token = payload.get("nextPageToken")
if not page_token:
return reviews
params["pageToken"] = page_token
# location_name の例: accounts/123/locations/456
これは実装パターンの一例で、本番環境でそのまま使えるクライアントではありません。実際の運用では、トークンの更新、バックオフ付きのリトライ、アカウントと店舗の探索、認証情報の安全な保管、ログ出力、権限エラーの処理も必要になります。
方法3:Googleデータエクスポート(Google Takeout)で無料でダウンロードする
開発もツールの契約もせずに、まずは手元に口コミを保存したい場合は、Googleの公式機能「Googleデータエクスポート(Google Takeout)」が使えます。ビジネスプロフィールのオーナーまたは管理者であれば、管理している店舗の口コミを無料でダウンロードできます。

- 店舗のオーナーまたは管理者のGoogleアカウントで takeout.google.com にログインします。
- 「選択をすべて解除」をクリックし、「Google ビジネス プロフィール」だけにチェックを入れます。
- 「次のステップ」で配信方法や頻度を選び、「エクスポートを作成」をクリックします。
- リクエスト確認メールの後、データの準備完了を知らせるメールが届くので、zipファイルをダウンロードします。データ量によって準備完了には数分から数時間かかり、ダウンロードリンクには有効期限があります。
- zipを展開し、「Takeout」>「Google Business Profile」>「account-…」>店舗ごとの「location-…」フォルダの中にある
reviews.jsonを開きます。
reviews.json には、口コミ1件ごとに投稿者名、星評価、本文、投稿日時と更新日時、口コミIDが入っています。オーナーの返信がある口コミには、返信の本文と返信日時も含まれます。
ただし、分析やレポートにそのまま使うには、次のような手間がかかります。
- 形式がJSON:CSVやExcel形式ではないため、表にするにはExcelのPower Queryなどで変換が必要です。
- データの持ち方がGoogle仕様のまま:星評価は「FIVE」「FOUR」のような英単語、日時は協定世界時(UTC、日本時間より9時間遅い)で記録されています。外国語の口コミは、Googleによる翻訳文と原文が1つの本文にまとめて入っています。
- 店舗は「location-…」のIDで分かれている:
reviews.jsonには店舗名が入っていないため、多店舗の場合はどのフォルダがどの店舗かを突き合わせる必要があります。 - 写真や投稿も一緒に出力される:ビジネスプロフィールのデータがまとめて出力されるため、写真や投稿が多いとzipが数百MBになることもあります。
- 出力した時点のスナップショット:新しい口コミを取り込むには、もう一度エクスポートする必要があります。
一度きりのバックアップや、口コミが少ない店舗の簡易的な確認には十分です。毎月のレポートや多店舗の継続的な分析には、CSV・PDFですぐ使える方法1のLocalithが向いています。
取得できる口コミデータの項目
どの方法で取得する場合も、レポートを作るうえでは「どんな形のデータが取れるか」が重要です。分析しやすいエクスポートには、口コミ1件ごとに次の項目が含まれているべきです。
- 口コミID
- 投稿者の表示名
- 星評価
- 口コミ本文
- 投稿日時または更新日時
- 店舗名と、変わらない店舗ID
- オーナー返信の本文と返信日時(返信がある場合)
- 店舗ごとの平均評価と口コミ総数
Business Profile APIの口コミ一覧取得メソッドは、ページ単位の口コミデータに加えて、店舗の平均評価と口コミ総数を返します。個々の口コミには、口コミID、本文、投稿者、星評価、投稿日時、返信といった項目が含まれます。
データを一元化すれば、Googleの口コミをキーワードで検索して、商品、サービス、スタッフ対応、アクセスなどについて繰り返し出てくるテーマを見つけることもできます。
口コミデータを分析するためのデータ設計
データの持ち方は、あえてシンプルにしておきましょう。基本は「口コミ1件につき1行」「店舗1つにつき1つの固定ID」です。
| 項目 | 型 | 役割 |
|---|---|---|
review_id |
テキスト | 取り込みや更新時の重複を防ぐ |
location_id |
テキスト | 口コミを店舗・地域・クライアントに結びつける |
location_name |
テキスト | ダッシュボードで分かりやすいフィルターになる |
rating |
数値 | 平均評価や星評価の分布を計算する |
review_text |
テキスト | テーマ分析や感情分析に使う |
review_date |
日付/時刻 | 推移やレポート期間の集計に使う |
reply_text |
テキスト | 返信済みかどうかを判定する |
reply_date |
日付/時刻 | 返信までの日数を計算する |
source |
テキスト | 複数の口コミサイトのデータを統合する際に使う |
店舗ごとの集計値と口コミ1件ごとのデータを、同じテーブルに混ぜないようにしましょう。口コミのデータは1つのテーブルに、店舗単位のスナップショットは別のテーブルに分けて、location_idで結合します。
取得した口コミをExcel・スプレッドシート・BIツールで分析する
口コミをCSVで取得したら、使い慣れたツールで集計・可視化できます。レポートの目的が月次・週次の集計であれば、API開発に工数をかける前に、CSVで十分かどうかを検討しましょう。多くの定例レポートは、CSVで十分に対応できます。
CSVは、リアルタイムではなく日次・週次・月次の周期でレポートを作る場合に特に向いています。ダッシュボードを更新する前に、担当者が元データを目で確認できる点もメリットです。
Excel・Googleスプレッドシートで集計する
- Localith(方法1)または自社開発のAPI連携(方法2)で、口コミ単位のデータをCSVとして出力します。Googleデータエクスポート(方法3)のJSONを使う場合は、先にCSVへ変換しておきます。
- ExcelまたはGoogleスプレッドシートでCSVを開きます。
- 星評価の列を数値、投稿日の列を日付として扱えるよう書式を整えます。
- ピボットテーブルで、店舗×月ごとの口コミ件数と平均評価を集計します。
- 返信の有無で絞り込み、未返信の口コミを店舗ごとに一覧化します。
Googleスプレッドシートに保存しておけば、Looker Studioのデータソースとしてそのまま使えます。
Tableauでダッシュボードを作る
- Tableauを開き、データソースとしてテキストファイルを選びます。
- 口コミのCSVファイルを選択します。
- 星評価のフィールドを数値、投稿日を日付に設定します。
- 星評価ごとに口コミを集計し、評価分布のグラフを作ります。
- 店舗名または店舗IDをフィルターに追加します。
- 月ごとの口コミ件数と平均評価の推移グラフを作ります。
- 返信状況や返信までの日数のフィールドがあれば追加します。
- ワークブックを公開し、レポートの周期に合わせてデータを更新します。

エクスポートした口コミデータでできること
口コミデータを整理しておけば、同じデータを次のようなさまざまな用途に活用できます。
- 多店舗の口コミダッシュボード
- 代理店からクライアントへの月次レポート
- 口コミ返信のSLA(返信期限)管理
- 感情分析やテーマ分析
- 低評価の口コミのアラート
- 店舗間のパフォーマンス比較
- 口コミのバックアップ・アーカイブ
- 地域ごとの顧客体験の分析
口コミデータは、日々の運用とつながっていてこそ役に立ちます。ダッシュボードで未返信の口コミを見つけ、Google口コミへの返信方法に沿って対応し、定型的なケースはGoogle口コミの自動返信で効率化する、という流れを作りましょう。
口コミの傾向と検索での見え方の変化をあわせて確認したい場合は、ローカル順位トラッキングと組み合わせるのも効果的です。
Googleの口コミをAPIで取得する際によくある失敗
失敗の多くは、プログラムの書き方ではなく、仕組みへの思い込みから起こります。
- Places APIとBusiness Profile APIを混同する
- Places APIで全件取得できると思い込み、最大5件しか取れないことに後から気づく
- Places APIで取得した口コミをデータベースに蓄積してしまう
- ログインユーザーが管理権限を持たない店舗の口コミを取得しようとする
- オーナー確認が済んでいない店舗の口コミを取得しようとする
- ページネーションを処理せず、最初の50件しかエクスポートしていない
- 口コミIDや店舗IDを保存していない
- 口コミ1件ごとのデータと集計値を同じテーブルに混ぜる
- トークンの更新、リトライ、利用上限(クォータ)を考慮していない
- すべてのレポートにリアルタイムのAPIが必要だと思い込む
最後のリスクは組織面の問題です。データを見て誰が動くのかを決めないまま、ダッシュボードだけを作ってしまうケースです。口コミのエクスポートは、担当者、返信の目安、エスカレーションのルール、定期レポートを決めたGoogleの評判管理の仕組みとつなげましょう。
まとめ:口コミデータを「使えるレポート」に変える
Googleの口コミは、取得すること自体が目的ではありません。評価の推移、未返信の口コミ、繰り返し寄せられる不満や称賛を把握し、接客やサービスの改善、返信対応につなげてこそ価値が生まれます。まずは口コミデータを何に使うのかを決め、目的に合った取得方法を選びましょう。
- 競合店の口コミを少し確認したいだけ → Places API(最大5件)
- 費用をかけずに、一度だけ口コミを保存したい → Googleデータエクスポート
- エンジニアがいて、自社システムに組み込みたい → Business Profile API
- 開発せずに、全店舗の口コミをすぐにレポート・分析したい → Localith
Places API以外の方法では、対象店舗の管理権限が必要です。事前に自社のビジネスプロフィールの口コミを確認する方法を参考に、必要な店舗すべてにアクセスできるかを確かめておくと安心です。
多店舗の口コミを手間なく管理・分析したい場合は、GoogleビジネスプロフィールAPIと連携したLocalithをお試しください。店舗を接続するだけで、期間や店舗を指定して口コミのCSV・PDFレポートを出力でき、API・n8n・MCP連携による自動化や生成AIでの分析にも対応しています。料金は料金プランで確認でき、7日間の無料トライアルでお試しいただけます。