複数拠点を運営するチームは、Googleビジネスプロフィールで実際にどれだけ成果を上げているのでしょうか。そして、どの取り組みが成果につながったのかを証明できているのでしょうか。
これを明らかにするため、複数拠点のGoogleビジネスプロフィール管理を担当する811人の実務担当者に調査を行いました。結果は心強いもので、88%が目に見える成果を得ていました。ただし、課題はその先にあります。
以下のGoogleビジネスプロフィールに関する統計は、すべてこの調査から得られたものです。複数拠点のGoogleビジネスプロフィールをチームがどのように運用し、その成果を測定できているのかを示す独自データです。
本調査は、運用担当者や代理店がGoogleビジネスプロフィールを大規模にどう運用・測定・レポートしているかをまとめた年次レポート、The State of Multi-Location Google Business Profile Management(多拠点のGoogleビジネスプロフィール管理の現状)の第1回です。
Googleビジネスプロフィールに関する主な統計
2026年の調査から得られた、Googleビジネスプロフィールに関する主な統計は次のとおりです。
- 多拠点の運用担当者の 88% が、Googleビジネスプロフィールの運用後に、来店や問い合わせの増加といった目に見える成果を得ました。成果がなかったのは約7%のみです。
- 76% が1年以内に成果を得ましたが、最初の1か月で成果が出たのは 5% にとどまりました。Googleビジネスプロフィールでは、根気よく続けることが報われます。
- 70% がGoogleビジネスプロフィールを集客チャネルとして活用しています(主要チャネルとして22%、ある程度の活用が48%)。
- 来店、予約、問い合わせに対する各施策の貢献度を完全に測定できているのは、5人に1人(20%) にすぎません。
- クチコミの内容や傾向を分析しているのは 25% のみで、43% は星評価とクチコミ件数を追っているだけです。
- 52% がいまも毎月手作業でGoogleビジネスプロフィールのデータを集計しており、多大な時間と人件費がかかっています。
- 38% がレポートの形式が固定されていることに不満を感じ、38% がデータがリアルタイムではないと回答しています。
- 27% は、自社の拠点同士でパフォーマンスをまったく比較できていません。
調査方法
複数拠点にわたるGoogleビジネスプロフィールの運用を担当する811人の実務担当者を対象に調査を行いました。調査は日本市場で実施し、回答者には複数拠点のプロフィールを実際に管理または統括していることをスクリーニングで確認しています。
回答者の87%は複数拠点を運営する企業のインハウス担当者、13%は多拠点のクライアントを担当する代理店の担当者です。約49%が10拠点以上を、16%が50拠点以上を管理しています。
本調査は消費者パネル調査ではなく、運用に関する調査です。多数の拠点でGoogleビジネスプロフィールを運用している担当者が実際にどのように業務を行っているかを測定しており、そこに見られる課題は、単一の市場を対象にしていても普遍的なものです。割合はすべて調査の回答をそのまま集計したものです。
1. 88%がGoogleビジネスプロフィールで目に見える成果を得た
最も明確な結果は、最も心強い結果でもあります。運用担当者が拠点全体でGoogleビジネスプロフィールの管理に取り組むと、その成果は実際のビジネスに表れます。
回答者の合計88%が、Googleビジネスプロフィールの運用を始めた後に、来店や問い合わせの増加といった目に見える変化に気づきました。変化がなかったと回答したのは約7%のみです。
注意すべきはタイミングです。最初の1か月で成果が出たのは5%のみでしたが、1年以内では76%が成果を得ています。最も多かった期間は3〜6か月で、29%の運用担当者が回答しました。
実務上のポイントは、Googleビジネスプロフィールはすぐに成果が出るチャネルではなく、積み重ねで効果が大きくなるチャネルだということです。最初の1週間で成果を期待するチームは、成果が出る前に取り組みをやめてしまいがちです。
取り組むべきこと: Googleビジネスプロフィールは一度きりの設定ではなく、継続的な取り組みとして運用しましょう。Localithなら、すべての拠点で最適化とGoogleビジネスプロフィールの分析を一貫して続けられるため、成果が伸びるまでの時間をしっかり確保できます。
2. 70%がGoogleビジネスプロフィールを集客チャネルとして活用
Googleビジネスプロフィールは、もはや「とりあえず登録しておくもの」ではありません。多拠点を運営するチームの多くにとって、本格的な集客チャネルになっています。
運用担当者の10人に7人(70%)がGoogleビジネスプロフィールを集客に活用しており、22%は主要チャネルと位置づけ、48%はある程度活用しています。集客にまったく使っていないのは8%のみです。
この依存度は拠点数に比例して高まります。回答者の約49%が10拠点以上を、16%が50拠点以上を管理しており、それぞれのプロフィールが各地域の市場で競合と競い合っています。
これほど重要なチャネルが数十、数百のプロフィールにまたがると、個々のリスティングの話ではなくなります。仕組みの問題になり、まさにそこでデータが厳しい現実を示し始めます。
取り組むべきこと: 規模を広げる前に基本を標準化しましょう。Localithの多拠点のリスティング管理なら、すべてのプロフィールでビジネス名、営業時間、カテゴリを正確に保てるため、リスティングを1件ずつ編集しなくてもチャネルを伸ばせます。
3. Googleビジネスプロフィールの取り組みを実際の成果に結びつけられるのは20%のみ
ここに、成果の裏にある課題があります。ほぼ全員が取り組んでいる一方で、そのうちどの部分が効いているのかを証明できるチームはごくわずかです。
来店、予約、問い合わせに対する各施策の貢献度を完全に測定できている運用担当者は20%にすぎません。大多数は、取り組みと成果をある程度は結びつけられるというあいまいな中間層にとどまり、約4分の1はほとんど結びつけられていません。
この差は、地域での信頼を左右する最も強いシグナルの1つであるクチコミでさらに顕著です。クチコミの内容や傾向を分析して対応に活かしているチームは25%のみです。一方で43%は星評価とクチコミ件数を数えているだけで、さらに24%は一覧にざっと目を通しているだけです。
クチコミには、繰り返し寄せられる不満、拠点特有の問題、スタッフへの言及、商品やサービスの不足といった、運営に役立つシグナルが詰まっています。星の数を数えるだけでは、そのすべてを見逃してしまいます。
取り組むべきこと: すべての施策を成果に結びつけ、クチコミに実際に何が書かれているかを読み取りましょう。LocalithはAIクチコミ返信エージェントと体系的なオンラインクチコミのレポートを組み合わせているため、投稿、返信、評価を拠点ごとの来店や問い合わせに結びつけられます。
4. 52%がいまも手作業でGoogleビジネスプロフィールのレポートを作成
測定が難しいなら、レポート作成にはコストがかかります。Googleビジネスプロフィールのデータを、チームやクライアントが読める形にまとめる作業が、知らないうちに予算を圧迫しています。
運用担当者の過半数にあたる52%が、社内スタッフが手作業でデータを集計しており、毎月多大な時間と工数がかかっていると回答しました。さらに22%は外部業者に年間数百万円を支払っており、低コストで済むよう仕組み化できているのは19%のみです。
専門性の高いマーケティング人材の時間が、コピー&ペーストに大量に費やされているのです。Google自身のビジネス プロフィールのパフォーマンスに関するヘルプでは、プロフィールのインサイトによって、ユーザーがどのようにリスティングを見つけ、どのような行動をとったかがわかると説明しています。しかし、そのデータを拠点ごとに毎月手作業で取り出すやり方では、規模が大きくなると対応しきれません。
取り組むべきこと: 毎月同じスプレッドシートを作り直すのはやめましょう。Localithはレポートのエクスポートを自動化するため、多拠点のレポート作成が数分で終わり、チームはその時間を最適化に使えます。
5. 38%がGoogleビジネスプロフィールのレポートは柔軟性がない、または情報が古いと回答
レポート作成で不満に感じていることを尋ねたところ、2つの回答が同率1位となり、どちらも柔軟性がなく情報の古いツールを指していました。
38%がレポートの形式が固定されていてカスタマイズできないことに不満を感じており、さらに38%がデータがリアルタイムで更新されないと回答しています。形式を変えられないという不満は、ホワイトラベルのSEOレポートがテンプレートから引き継いでしまう問題そのものです。そのほか、29%は拠点ごとに必要な指標を取り出せず、24%はGoogleビジネスプロフィールのデータをアクセス解析ツールやCRMと連携できていません。
判断の面でも課題があります。23%が、数字を見た後でも次に何をすべきかがわからないと回答しています。知りたいことに合わせて形を変えられず、次の行動も示さないレポートは、意思決定のためのツールではなく、毎月の雑務になってしまいます。
取り組むべきこと: 知りたいことに合わせて柔軟に変えられ、常に最新の状態を保てるレポートを選びましょう。Localithは、カスタマイズ可能で最新のGoogleビジネスプロフィールの分析を提供し、固定された月次PDFを渡すのではなく、次にとるべき行動を明示します。
6. 29%がデータ集計に時間がかかることに悩んでいる
1つのプロフィールを運用するのは簡単です。しかし多数を運用すると別の種類の問題が表面化し、調査からはそのパターンがはっきりと見えてきます。
運用上の主な課題は、データ集計に時間がかかること(29%)、拠点間で成果を比較できないこと(27%)、クチコミ返信のトーンとスピードを統一しにくいこと(26%)です。21%のチームでは、本部と店舗の役割分担があいまいになっています。
特に注目すべき回答があります。16%が、担当者が退職や異動をすると運用が完全に止まってしまうと回答しています。多拠点運用のノウハウが1人のスプレッドシートの中にしかない状態では、人員が変わるたびにリスクが生じます。
取り組むべきこと: 多拠点の業務を個人のスプレッドシートから共有の仕組みへ移しましょう。Localithはリスティング、クチコミ、投稿、拠点ごとの比較を一元化し、文書化された複数のGoogleビジネスプロフィールを管理する方法を、人員が変わっても続けられる運用に変えます。
7. 19%が拠点ごとのわかりやすいパフォーマンスレポートを求めている
成果を高めるために何が必要かを尋ねたところ、運用担当者が求めたのはダッシュボードを増やすことではありませんでした。求められていたのは、わかりやすさと効率です。
最も多かった要望は、クチコミ評価の向上(19%)、拠点ごとのパフォーマンスレポート(19%)、多拠点の一元管理(19%)でした。クチコミ返信の効率化(19%)と競合との比較(18%)がそれに続きます。
注目すべきは、16%が投稿や返信の下書きをAIに任せたいと考え、さらに16%が質問するだけで拠点ごとの問題を洗い出せる分析機能を求めていることです。要望は一貫しています。すべての拠点の状況をはっきりと把握し、より速く行動し、繰り返しの作業はソフトウェアに任せたい、ということです。
取り組むべきこと: すべての拠点にわかりやすいレポートを用意し、繰り返しの作業を自動化しましょう。LocalithはローカルSEO AIエージェント、Google投稿の予約公開、拠点ごとのパフォーマンスレポートを1か所にまとめて提供します。
多拠点を運営するチームにとっての意味
調査からは明確なパターンが見えてきます。多拠点を運営するチームはGoogleビジネスプロフィールから価値を得ていますが、多くは拠点全体のパフォーマンスを測定、比較、改善するための仕組みをまだ持っていません。
- Googleビジネスプロフィールは効果があるが、時間がかかる。 多くのチームが目に見える成果を得ていますが、大きな成果が出たのは数か月にわたって継続的に取り組んだ後でした。
- 測定が弱点。 プロフィールの更新、投稿、クチコミ、返信を、来店、予約、問い合わせに完全に結びつけられている運用担当者はごく一部です。
- 手作業のレポート作成がいまだに多い。 多くのチームが、インサイトをもとに行動する代わりに、拠点ごとのデータ収集に何時間も費やしています。
- 拠点間の比較が大きな課題。 拠点ごとのわかりやすいレポートがなければ、どの店舗が好調で、どこが遅れていて、どこに支援が必要かをすぐに把握できません。
- クチコミのデータが活かされていない。 星評価とクチコミ件数は全体の一部しか示しません。クチコミの内容からは、繰り返される不満、サービスの不足、お客様の傾向が見えてきます。
- 自動化が不可欠になりつつある。 AIによる返信支援、投稿の予約公開、レポートのエクスポート、拠点単位のダッシュボードを活用すれば、繰り返しの作業を減らし、判断に集中できます。
- 優位に立つのは、より良い仕組みを持つチーム。 成果を上げるのは、パフォーマンスを明確に測定し、より速く行動し、すべての拠点を同じ方向に動かし続けられる運用担当者です。
Localithのようなプラットフォームが役立つのは、まさにこの部分です。多拠点を運営するチームが、Googleビジネスプロフィールでの活動を、再現性のあるレポート、より明確な判断、すべての拠点でのより速い行動へとつなげられるよう支援します。
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Localith (2026). The State of Multi-Location Google Business Profile Management 2026. Survey of 811 multi-location operators. https://localith.jp/blog/multi-location-google-business-profile-statistics/
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